
へずまりゅうさんは、2025年7月に行われた奈良市議会議員選挙で3位当選を果たしました。
選挙活動では、奈良公園の鹿を巡る外国人観光客の問題や、メガソーラー反対などを公約に掲げ、一定の支持を集めました。
現在は「奈良公園のパトロール活動」などをSNSで発信しており、議員として活動を続けています。
そんなへずまりゅうさんは過去に迷惑系YouTuberとして一世を風靡しました。本名を原田将大さんという彼は、その過激な活動の中で数多くの逮捕歴を持ちます。
特に有名なのは、愛知県岡崎市のスーパーで起こした窃盗事件です。
この記事では、へずまりゅうさんがいつ、なぜ逮捕されたのか、その罪名や実刑の有無、そして複数回にわたる改名の背景に至るまで、彼の逮捕歴に関するあらゆる疑問に答えていきます。
- へずまりゅうの全ての逮捕歴と事件の概要
- 岡崎スーパー窃盗事件の罪名と裁判の判決
- 過激な迷惑行為を繰り返した理由と背景
- 現在の活動と今後の動向

へずまりゅうの逮捕歴と事件の概要
- 本名は原田将大、元迷惑系YouTuber
- 岡崎のスーパーで商品を窃盗
- 威力業務妨害などの罪名で起訴
- 実刑は免れるも執行猶予判決
- YouTuber以前の逮捕歴も存在
| 年 | 事件の概要 | 罪名 |
| 2017年(YouTuber以前) | 徳山大学レスリング部の部室に侵入し、レスリングシューズを盗んだ事件 | 窃盗罪 |
| 2020年 | 愛知県岡崎市のスーパーで、会計前の魚の切り身を食べた事件 | 窃盗罪、威力業務妨害罪、信用毀損罪 |
| 過去に6度の逮捕を本人が認めているため、上記の事件以外にも逮捕歴が存在する可能性があります。 |
魚の切り身 《へずまりゅう裁判》:https://bunshun.jp/articles/-/51086
【懲役1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決】:https://bunshun.jp/articles/-/48221

本文でこれらのことを説明します。
本名は原田将大、元迷惑系YouTuber

へずまりゅうとして知られる人物の本名は、原田将大(はらだ しょうた)です。彼は1991年5月9日生まれ、山口県出身で、
有名YouTuberに強引にコラボを迫る「凸撃」動画で悪名を広げた、いわゆる「迷惑系YouTuber」の代表的な存在でした。
彼の活動スタイルは、再生回数を稼ぐためなら迷惑行為も厭わないというもので、その結果、YouTubeチャンネルは何度もBAN(アカウント停止)されています。しかし、その過激さから一部で注目を集め、良くも悪くもネット上で絶大な知名度を獲得するに至りました。
ピクシブ百科事典へずまりゅう:https://dic.pixiv.net/a/%E3%81%B8%E3%81%9A%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%82%85%E3%81%86

補足:元レスリング選手としての経歴
学生時代はレスリングに打ち込んでおり、インターハイや国体への出場経験もある実力者でした。その身体能力の高さは、動画内で他の配信者を軽々と持ち上げる様子などからも伺えます。
岡崎のスーパーで商品を窃盗
へずまりゅうの逮捕歴の中で最も象徴的な事件が、2020年5月に愛知県岡崎市の商業施設で起こした窃盗事件です。彼はスーパーの鮮魚コーナーで魚の切り身(約430円相当)を会計前に食べ、その様子を「会計前に食ってやったぜー」というタイトルで動画投稿しました。
この行為が窃盗罪にあたるとして、同年7月11日、愛知県警によって逮捕されました。この事件は全国ニュースで大々的に報じられ、「迷惑系YouTuber」という存在が社会問題として広く認知されるきっかけとなりました。
注意:新型コロナウイルス拡散問題
逮捕後にPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスへの感染が判明しました。
逮捕直前まで全国を移動していたこと、またマスクを着用していなかったことなどから、彼が「スーパースプレッダー」として各地にウイルスを拡散させたとして、山口県知事が名指しで批判するなど、大きな社会問題へと発展しました。
威力業務妨害などの罪名で起訴

岡崎の事件で逮捕された彼ですが、最終的に起訴された罪名は窃盗だけではありませんでした。大阪市内のアパレル店で「購入したTシャツが偽物だ」と店員に詰め寄り、その様子を動画投稿した行為も問題視されたのです。これにより、窃盗罪に加えて威力業務妨害罪と信用毀損罪でも追起訴されることになりました。
これらの事件は併合して審理され、彼のYouTube活動そのものが法的に裁かれる形となりました。
| 罪名 | 事件の概要 |
|---|---|
| 窃盗罪 | 愛知県岡崎市のスーパーで、会計前の魚の切り身を食べた |
| 威力業務妨害罪 | 大阪市のアパレル店で、店員を罵倒し業務を妨害した |
| 信用毀損罪 | 上記の様子を動画で公開し、店の信用を傷つけた |
実刑は免れるも執行猶予判決
裁判の結果、へずまりゅうは実刑を免れ、保護観察付きの執行猶予判決が言い渡されました。初公判では涙ながらに反省の弁を述べましたが、裁判所は一連の行為の悪質性を指摘しました。
窃盗罪に関しては「代金を支払う意思があった」として一部無罪を主張したものの、裁判所はその主張を退けています。
最終的な判決内容
懲役1年6ヶ月、保護観察付き執行猶予4年(2022年4月に有罪判決が確定)
これは、執行猶予期間の4年間に再び罪を犯すと、今回の懲役1年6ヶ月と合わせて刑務所に収監されるという重い判決です。
魚の切り身 《へずまりゅう裁判》:https://bunshun.jp/articles/-/51086
【懲役1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決】:https://bunshun.jp/articles/-/48221
YouTuber以前の逮捕歴も存在

実は、彼の逮捕歴は迷惑系YouTuberとしての活動が初めてではありません。過去の報道や本人の発言から、YouTuberとして有名になる以前にも逮捕歴があったことが判明しています。
最も有名なのは、2017年に母校である徳山大学レスリング部の部室に侵入し、レスリングシューズを盗んだとして窃盗容疑で逮捕された事件です。
この記事は当時の地方紙にも掲載されていました。コレコレ氏の配信で、本人が「過去に合計6回逮捕されている」と語ったこともあり、公になっていない余罪が存在する可能性も示唆されています。
へずまりゅう逮捕歴の背景と現在
- 迷惑行為はいつから始まったのか
- なぜ過激な行動を繰り返したのか
- 複数回にわたる活動名の改名
- 現在は奈良市議会議員として活動
- SNS引退宣言と繰り返される撤回
- 総括:へずまりゅうの逮捕歴
迷惑行為はいつから始まったのか

へずまりゅうのYouTube活動は、最初から過激なスタイルだったわけではありません。
初期は商品レビューなど、ごく一般的な動画を投稿していました。
しかし、再生数が伸び悩んだことから、注目を集めるために徐々にドッキリや迷惑な凸撃といった炎上商法へと舵を切っていったのです。
ターニングポイントは2020年頃で、有名YouTuberの自宅に押しかけたり、メントスコーラを強要したりするスタイルが確立されると、彼の知名度は良くも悪くも爆発的に上昇しました。
言ってしまえば、承認欲求と収益化への焦りが、彼を迷惑行為へと駆り立てたと考えられます。
なぜ過激な行動を繰り返したのか
彼がなぜそこまでして過激な行動を繰り返したのか、その理由は複合的です。裁判での発言や過去のインタビューをまとめると、主に3つの動機が浮かび上がります。
1. 承認欲求と再生数への執着
単純に「有名になりたい」「注目されたい」という強い承認欲求が根底にあります。YouTubeの世界では再生数が評価と収入に直結するため、「より過激な動画=より多くの注目」という思考に陥り、行動がエスカレートしていきました。
2. 「へずまりゅう」というキャラクター
彼自身が「へずまりゅう」という炎上キャラクターを演じていた側面もあります。
動画の外では常識的な一面を見せることもあり、過激な言動はあくまで「ウケる」ための演出だったという見方も可能です。
しかし、その演出が現実の犯罪行為にまで及んでしまったのが実態です。
3. 経済的な困窮
YouTubeチャンネルがBANされ収益が途絶えた後も、彼は活動を止めませんでした。これは、一度手にした知名度を手放したくないという思いと共に、他の方法で生計を立てるのが困難だったという経済的な理由も大きいとされています。
結局のところ、「普通の方法では成功できなかった」という焦りが、彼を法を犯してでも注目を集めるという短絡的な道へと進ませてしまったのかもしれませんね。
複数回にわたる活動名の改名

へずまりゅうは、その時々の状況に応じて活動名を変更してきました。これは、過去のイメージを刷新し、「更生」をアピールする狙いがあったと考えられます。
- へずまりゅう:迷惑系YouTuberとしての活動名。
- 原田将大(本名):逮捕後、一時的に「真面目に生きていく」として本名で活動。
- へずまりゅう:結局、「へずまりゅう」の知名度には勝てず、再びこの名前に戻る。
このように、名前の変更は彼の人生の転機と連動していますが、最終的には最も悪名高い「へずまりゅう」に戻っているのが現状です。
現在は奈良市議会議員として活動
数々の騒動を経て、多くの人が驚いたのが彼の政界進出です。過去に参院補選や区議選で落選を経験した後、
2025年7月に行われた奈良市議会議員選挙で3位当選を果たしました。
選挙活動では、奈良公園の鹿を巡る外国人観光客の問題や、メガソーラー反対などを公約に掲げ、一定の支持を集めました。
現在は「奈良公園のパトロール活動」などをSNSで発信しており、議員として活動を続けています。
SNS引退宣言と繰り返される撤回

彼の言動で特徴的なのが、「SNS引退宣言」とその後の撤回です。これまで幾度となく「もうSNSはやめる」と宣言してきましたが、その度に数日後には何事もなかったかのように復活しています。
これは、選挙での落選後や、格闘技イベントでの敗北後など、主に彼が窮地に陥ったタイミングで行われる傾向があります。
そのため、世間からは「引退詐欺」と揶揄されることも少なくありません。
この行動もまた、注目を集め続けるためのパフォーマンスの一環と見られています。
へずまりゅうの逮捕歴のまとめ
この記事では、へずまりゅうの逮捕歴について多角的に解説しました。最後に、記事の要点をリスト形式でまとめます。
- へずまりゅうの本名は原田将大
- 最も有名な逮捕理由は岡崎のスーパーでの窃盗事件
- 窃盗の他に威力業務妨害や信用毀損でも起訴された
- 判決は懲役1年6ヶ月、保護観察付き執行猶予4年
- 実刑は免れたが有罪判決が確定している
- YouTuberになる前にも窃盗での逮捕歴があった
- 本人は過去に6度の逮捕を認めている
- 迷惑行為の理由は再生数と承認欲求への執着
- 過激なキャラクターを演じていた側面もある
- 逮捕後は新型コロナ拡散でも問題視された
- 活動名を本名と改名したが結局へずまりゅうに戻した
- 複数回のSNS引退宣言と撤回を繰り返している
- 2025年に奈良市議会議員選挙で当選
- 現在は議員として活動を継続中
- 彼の行動は常に世間の注目と批判を集めている


記事内容から想定されるQ&Aを10個作成します。
Q1. へずまりゅうさんの本名は何ですか?
A1. 本名は原田将大(はらだ しょうた)さんです。現在は奈良市議会議員として活動しています。
Q2. 最も有名な逮捕理由は何ですか?
A2. 2020年に愛知県岡崎市のスーパーで、会計前の商品を盗み食いした窃盗事件です。
Q3. 裁判で実刑判決は下されましたか?
A3. いいえ、実刑は免れ「懲役1年6ヶ月、保護観察付き執行猶予4年」の有罪判決が確定しました。
Q4. 逮捕歴は合計で何回あるのですか?
A4. YouTuberになる前の窃盗を含め、本人は過去に合計6回逮捕されたとコレコレさんの配信で発言しています。
Q5. 窃盗以外にどんな罪名で起訴されましたか?
A5. 大阪のアパレル店での迷惑行為により、威力業務妨害罪と信用毀損罪でも起訴されています。
Q6. なぜ迷惑行為を繰り返したのでしょうか?
A6. 再生数や注目を集めたいという承認欲求と、他の動画で成功できなかった焦りが主な理由とされています。
Q7. へずまりゅうさんは現在、何をしていますか?
A7. 2025年7月の選挙で当選し、現在は奈良市議会議員として活動中です。
Q8. 活動名を変更したことはありますか?
A8. はい。逮捕後に一度本名の原田将大さんで活動しましたが、知名度の高い「へずまりゅう」に戻しています。
Q9. 逮捕時に他に何か問題はありましたか?
A9. 新型コロナウイルス感染が判明し、移動先でウイルスを拡散させたとして「スーパースプレッダー」と批判されました。
Q10. SNSを引退すると聞いたのですが?
A10. 何度も引退宣言をしていますが、その都度すぐに撤回して活動を再開するのが通例となっています。










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